
やはりこれも演奏会の仕事のあとに訪れた幸福な時間だったのですが…
以前湯河原で昼間の演奏会の仕事があり、その仕事をお世話下さったのが
地元の名士の茂登山さんという方。グッチで有名なサンモトヤマの社長の
ご親戚にあたります。モトヤマってこういう字だったのですね。
もとからその時の演奏会も何代か前のグッチの社長のお宅だった湯河原の
ご自宅を演奏会場にご提供下さったという、そういう演奏会でした。
昼の演奏会を終えて帰ろうとしたところ、茂登山さんが温泉に入らないのは
とても残念、とおっしゃってすぐに藤田屋さんにお電話下さり「せめてお湯に
入っていって下さい」とお勧め下さり、ありがたくもらい湯をしました。
古い日本家屋のしっとりとした玄関。歴史を感じます。
それもそのはず、ここは徳川時代には徳川家に献湯をしていたほどの
名旅館なのでした。
相当宿泊のお客で混んでるらしく、お風呂が混み合わないようにと
少し待つ事になりました。これもこの旅館のご亭主の宿泊のお客さまへの
配慮ですよね。細やかだなぁと感じました。
お湯は透明で柔らかく素晴らしかったですが、さらにお風呂の形が珍しく
すごく深いんです。
ゆっくり浸かっていくと胸の下まであるような深さでした。
こんな深い浴槽は後にも先にもここだけですねぇ、今のところ。
画像にあるように天井はドーム型になっており洋風なイメージもあり
外には竹が植わっていてその色の美しさと浴槽のエメラルドグリーンの
色合いがまた合っていてとてもさわやかなひとときでした。
浴槽が深かったためか、圧力が体にかかったのでしょうか、
短時間でも本当に体の芯まで温まり、体がほぐれました。
ステージの後って独特の虚脱感がある事も多いのですが
気持ちよく自宅に帰れました。
湯河原の方がおっしゃるには箱根と湯河原は湯本がまた違い
お湯の質が違うとか。密かに湯河原の方が質が高い、とおっしゃってる
ように感じましたが…
多くの文化人が住むこの湯河原の地の独特の土地柄を感じました。
藤田屋の詳細